【AFP=時事】ドイツの首都ベルリン(Berlin)で、イラク難民のザイドさん(23)はスプーンとしゃもじを手に、グヤーシュ(ハンガリー風シチュー)とジャガイモがいっぱい入った大鍋のふたを持ち上げた。仕事のシフトの始まりだ。午後6時半から8時まで、ザイドさんはベルリン市に雇用され、スポーツセンターのホールに集まるシリアやイラク、アフガニスタン、モルドバ出身の難民152人に夕食の配膳を行っている。このスポーツセンターは、新たにドイツに到着する人々向けの緊急宿泊施設に様変わりした。ザイドさんはこのビーフシチューに何が入っているのか、いぶかしむような目で集まった人々に対して説明を試みていた。ザイドさ
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