今年から就職活動の選考解禁日が昨年より4ヵ月繰り下げられ、8月1日からになった。だが、フライングして選考を開始する企業が続出、経団連の榊原定征会長も「失敗だった」という旨の発言をし、来年以降の見直しを示唆した。
結局、就活の開始時期はいつがいいのか。企業、学生、大学、それぞれの本音はどうなのか。
現在の就活は、経団連が「倫理憲章」を定め、それに対して大学側が「申し合わせ」をした上で行われている。これは’97年から施行されている仕組みで、いつから選考を解禁するかを企業と大学が相談してルールを決め、なるべくそれを守ろうというものだ。