Michigan State UniversityのCollegiate Employment Research Institute (CERI) は来年度卒業する大学生の給与額を予測すべく、アメリカのキャンパスでリクルート活動を行う4700の企業からデータを収集しました。これによると、予測年間給与が最低なのは「広告・宣伝」専攻の学生であり、その額は35,700ドルとなっています。
広告・宣伝に続いて予測給与額が低い専攻は「音楽/演劇(36,700ドル)」と「広報活動(36,200ドル)」です。また、「教育」も低給与層に位置しており、特殊教育の教師で38,400ドル、高校教師で38,100ドル、中学校教師で36,800ドルの年収が予測されています。
一方、経済学者で本調査の指導的立案者であるPhilip Gardnerによると、一般教養科目専攻の学生が持つ創造性や独創的思考はシリコンバレー企業から好まれており、よって「国語」や「哲学」専攻の卒業生にはテクノロジー企業で成功する可能性があるようです。
「テクノロジー業界で最も成功した創業者の中には学生時代にコンピューターやエンジニアリングを学ばなかった者もいる。よって、もし職探しにおいて創造的でいられれば、一般教養の学位は必ずしも低給与地獄への入り口ではない。」
2016年度米国 給与額最低の専攻科目ワースト10
1.広告・宣伝:$35,733
2.広報活動:$36,235
3.心理学:$36,327
4.音楽/演劇:$36,744
5.中等教育:$36,836
6.初等教育:$37,480
7.外国語: $37,647
8.歴史:$37,788
9.高等教育:$38,055
10.就学前教育:$38,387
参考:HumanResources
http://www.humanresourcesonline.net/10-lowest-paying-majors-2016/