いよいよ12月も下旬に入り、今年も残りわずかとなりました。一般的に年末年始にかけて求人掲載件数は減少しますが、このように媒体の直近の動向や特性は、HRに関わっている方にとっては気になるところではないでしょうか。
今回は、普段の求人レポートの特別編として、正社員系の主要5媒体をさまざまな軸で比較してみました。
アルバイト系媒体の比較レポートはこちら→【求人レポート特別編】アルバイト系媒体を比較!
さて今回も、Web解析サービスの「SimilarWeb」と求人マーケット分析ツール「3Chart」を使って、作成しました。「3Chart」に関してはこちらのレポート以外の軸でマーケット分析をご希望の方は、以下のURLから、詳細をごらんください!
では、さっそく見ていきましょう。調査対象は下記のとおりです。
【調査対象】
媒体:DODA・@type・エン転職・マイナビ転職・リクナビNEXT
期間:2015年9月〜11月
月間訪問者数1位は「リクナビNEXT」
まずは、SimilarWebを使って、各媒体の月間訪問数を調べてみました。
リクナビNEXTが圧倒的に多く、月間260万人ほどの訪問が計測されました。
その次にDODAとマイナビが同数です。あくまでもSimilarWeb上の数値とはいえ、リクナビNEXTのブランド力の高さを裏付ける結果となっています。
掲載件数の推移
次に3Chartを使って各媒体の掲載件数を調べてみました。こちらは、正社員はもちろん、アルバイト、派遣など、媒体に掲載されている全ての雇用形態から算出されています。
グラフからも分かるように、掲載件数が一番多いのは、DODAです。とにかくその数は多く、求職者からも注目されています。
その次にリクナビNEXT、マイナビ転職と続きます。全媒体、掲載件数に大きな変動はなく、ほぼ横ばいとなっています。
平均年俸が最も高いのは「@type」
今度は雇用形態を正社員に絞って、平均年俸を出してみました。
@typeが420万超えと最も高い結果となり、一番低いDODAとの差は、約11万円となっています。
@typeではエンジニアに強い媒体として知られていますが、やはり比較的平均年俸の高い、「ITエンジニア」の募集が多く、全体の平均年俸を押し上げていることが予想されます。
一方で媒体数の多いDODAですが、その求人の多くは比較的平均年俸が低く記載されている営業や事務ということから、全体の平均も低くなっています。
職種ごとの掲載件数表
こちらは11月のみのデータとなりますが、各媒体の特色がよく見えてきます。上記にも記載しましたが、@typeは「ITエンジニア」が多いという結果でした。また、@type以外の媒体は、「営業・事務・企画系」が一番多いようです。
ちなみに、今回比較に使用した、正社員系5媒体すべての11月の合計掲載件数は約18万件ありましたが、そのうちの4割を「営業・事務・企画系」が占めており、人気かつ、人材募集を多く行っている職種だということがわかります。
企業別の求人掲載件数ランキング
最後に、媒体別に掲載件数が特に多かった、トップ5の企業を出してみました。
クライアントは媒体によって様々です。
ちなみに、全媒体で算出した、月間の企業別ランキングもありますので、ぜひご覧ください。
→求人掲載件数が一番多かった企業は、アクセンチュア株式会社の201件。【11月求人掲載件数ランキング】
さまざまな軸で求人分析を行うなら3Chart
いかがでしたでしょうか。
本コンテンツのデータは、人材のビジネスの方、もしくは事業会社の採用担当者向けの3C分析サービス「3Chart」によって、作成されています。
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